あいらびふ動物園

「ゲームを買うかどうかの判断材料にしてもらう」をモットーとしたゲームレビューが主ですが、たまに違うことも書きます。許せ。

今さら人には聞けないEXVS語録

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↑僕の大嫌いな「助かりました」は今作で消滅しました。やったぜ。

 

 

あいらびふです。

なんか記事書いてて気持ちよくなってきたんで、更なる自慰のレコンギスタを目指すべく、こんな記事を作ることにしました。

エクバ2新作で「楽しそう!やってみたい!」って思った方もいるでしょう。しかし、ツイッターでフォロワー達が盛り上がってる中、「この単語なんだ……?」とか「アメキャン?ゲロビ?なにそれ?」とか「視点を弄る?目潰しガイジかな????」とか思う事もあるでしょう。でも、そんな単語をガンダム動物園のチンパンどもは皆平気で使ってる。半分鳴き声みたいなもんだけど。

この記事ではそんな「プレイヤーたちが当たり前のように使っているけど、今更人に聞けないような俗称」を面白おかしく解説していきます。ただ知りたいだけならwikiとかあるけどね。できるだけ笑えるほうがいいかなと。というか、僕みたいに有名になり損ねた万年一般プレイヤーが有用な記事を書こうと思ったらこういう方向性しかないんだよね。言ってて悲しくなってきたわ。

 

前置きが長くなってきたんで目次どうぞ。お好きな鳴き声をえらんでね

 

 

ゲロビ

ゲロビームの略。照射ビームの事。ガンダムZZの「ハイメガキャノン」や、ガンダムDXの「サテライトキャノン」などが代表例。ガンダムVSシリーズを通して射撃の大技という立ち位置にいる。足を止めずに撃つ「移動ゲロビ」、変形した状態で撃つ「変形ゲロビ」などの派生語がある。

元ネタはシリーズ元祖「連邦VSジオン」にて、ビグザムが口から撃っていた照射ビームがゲロに見えた事から。あまりに語感が良かったからか、ガンダムVSシリーズ以外のガンダムゲーでも使われるようになった。ガンオンのガーベラテトラに震えた人も多いのでは?

ちなみに2018年現在、エクバ2には160機以上の機体が実装されているが、その中でゲロビを口から撃つ機体は1機もいない。ゲロってなんだよ

2019/03/26追記 ごめん1機だけいた。ジオング復活後のジオングヘッドがゲロビ撃てます。全機体唯一のゲロビを撃てるジオングヘッドは最強機体だった…?

 

シャゲダン

シャア専用ルググダンス、略してシャゲダン。右→左と高速で繰り返し入力することによって機体を左右に揺らす煽り行為。某クソアニメでアニメ化までしたので知っている人も多いかもしれない。

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↑このシーン

もちろん煽り行為なのでやらないようにしようね……と言いたいところだが、実のところ最近は、やっている人はそんなに見かけない。ゲームがインフレしすぎて、煽っている間に他の敵から強烈なゲロビなんかが飛んできて抹殺されることが増えたからである。煽りが少ないという点では初心者は安心していいけど、煽る暇すらないくらい苛烈なゲームって考えるとやっぱ初心者に厳しいゲームなのは変わらんわ

ちなみにエクストリームシャゲダンという、2種類のチャージショットを交互に繰り返すことによってモーションを目まぐるしく切り替える派生語もある。語源となったシャア専用ゲルググは、このエクストリームシャゲダンをテクニックとして転用し、爆速で敵に接近する事ができた時代があった(今はできない)。めっちゃキモいよ。検索したら出てくるから一度見てみるのをオススメ

 

ズンダ

ビームライフルを、キャンセルを挟んで連射する事。狭義では敵からダウンを奪える3連射の事を言う。初心者がまず覚えるべきテクニックのひとつ。

実は上級者でも語源を知らないことが多い(僕もこの記事を書くまで知らなかった)俗語で、どうも掲示板のネタスレに架空のゲーセン「ZUNDA」というものがあったらしく、そのネタスレ内にて、ゲームで実在する「ビームライフルの連携でダウンを取るすごいテクニック」になんとか名前を付けようとした結果、ズンダという単語が生まれたらしい。

今「へー」って思ったでしょ。それは今君が上級者すら知らないクソうんちくを一つ知れた末に出た言葉さ。身近なガンダム勢にこれでマウント取ってやれ

 

アメキャン

シストインキャンセル。略してアメキャン。呼んで字のごとく、アシスト召喚武装をメイン射撃でキャンセルする事。狭義では「アシストをメイン射撃でキャンセルして、慣性を働かせた状態で急降下する」事を言う。メイン射撃の代わりにサブ射撃でキャンセルするものはアサキャンとか呼ばれる。一般人に言うと「ゆるキャンと関係あんんの?」とか言われるかもしれない。僕は言われた。

初出はEXVS(無印)のデルタプラス。元々はこの機体特有のテクニックだったが、とても有用で動きに幅が出て面白かったのか、続編のEXVSFBで色んな機体にばら撒かれた。このテクニックが使える機体は立ち回りにおいて一種のアドバンテージになるほど有用な技術

味を占めたバンナムは、その後続編を出すたびに新しい機体にこのキャンセルルートを解禁したり、アップデートで上方修正する時に弱機体にこのテクニックをプレゼントした。結果、今ではアシスト召喚武装を持っている機体の約半分弱がこのテクニックを使える。ヤケクソすぎる。

さて、「そんなの不公平だ!全員出来た方がバランスが良い!」と考えた人たちがいました。バンナムくんです。テメーで撒いた種だろうが

バンナムくん「アシスト武装」と「急降下テクニック」を全機体に持たせるという雑すぎる大幅なバランス調整を行い、あるゲームを作りました。「GUNDAM VERSUS」というゲームです。その操作感が旧来のシリーズとはあまりにも違いすぎたせいで一部プレイヤーからの大ヒンシュクを買い、同ゲームが賛否両論となる一因となってしまった上、価格が暴落しました。悲しいねバナージ

 

N

ガンダムの話をしているとやたら出てくるアルファベットくん。正体はニュートラで、「レバーを倒さない状態」のこと。別に語源自体はガンダム関係ない。レバーを入れながらコマンド入力することで別武装が使える場合、レバー入れとの差別化の為使われる。

例えば、「N格闘」と書かれてある場合、「レバーを倒さずに格闘ボタンを押す」ことでそのコマンドが出る。ちなみに「N特(N特殊格闘)」は結構な確率で初心者殺しのクソ武装だから、「N特」って聞こえたら条件反射で死ねって言っとくといいよ

 

ピョン格

ピョンと跳ねながら攻撃する闘の略で、すなわちジャンプ斬りのこと。別にジャンプした後に斬る必要はなく、突いてても殴ってても蹴っててもピョン格。後格闘で使えることが多い。この技を持っている場合、攻撃目的よりは移動技として使われることが多い。大抵変態ムーブ職人どもがこぞって使う汚物犯罪ムーブの一つになる。エクシアの後格闘(ジャンプ踏み付け)あたりが有名か。ジャンプというほど跳ねずに、ホップしながら接近して殴りかかる格闘はフワ格と呼ばれて差別化されている(エピオン前格闘など)

この動きの何が強いかと言うと、急上昇+急降下をワンセットで行えるから。3次元ゲームならではの高速縦移動が強いのである。これに着地とステップを組み合わせたズサキャンというテクニックで50万稼いだYouTuberもいるくらいつよい。つまり君がエクバで生計を立てたいなら、今すぐこのムーブを練習しよう!できるようになる頃には50万くらい余裕で使ってるけどな!ワハハ!!!!!!!!!!!

 

ぶっぱ

チンパンどもが避けては通れない悪魔の道ぶっぱなすの略。初心者三大犯罪のひとつ。大抵は覚醒中1回だけ使える大技「バーストアタック(通称:覚醒技)」を何も考えずに使用する事。初心者が特にやりがちな動き。誰が言ったか「当たれば読み、外せばぶっぱ」。要は結果論であり、「当たれば正義」とも取れる。だが逆に言えば「外せば犯罪」なので、前科持ちになりたくなければ適当に大技をぶっぱするのはやめよう

 

覚醒落ち

覚醒中に撃墜(落ちる)こと。かつては絶対にやってはいけない重罪として、初心者三大犯罪のひとつだったが、今では上級者でも普通にやらかす、いわゆる「事故」。

そもそもなんで覚醒落ちが悪いことかと言うと、このゲームは自分が撃墜されたとき最も多く覚醒ゲージが溜まるのだが、覚醒中に堕とされてしまうと覚醒ゲージを全損するだけでなく、撃墜時のゲージ追加もなくなってしまい、覚醒合戦で大きく不利になってしまうからである。しかし、現状ではとにかく武装が強いため、覚醒中に何かの拍子で大ダメージを食らってしまうと、上級者でも容易に覚醒落ちしてしまう環境になっている。どうせビビっても仕方ないのだから、覚醒は溜まり次第ガンガン使おう。

これを禁忌として初心者をビビらせてしまった結果、後述の初心者最高最大の犯罪にして難病を発生する患者が多発することになる。

 

全覚抜け

初心者三大犯罪の最後の砦にして、このゲームで最も勝ちから遠ざかる行為。狭義には、前衛を担当している側がゲージMAXになるまで一切覚醒を使わず、使ったと思ったら覚醒ゲージを余分に消費して攻撃から脱出する「受け身覚醒」を使う事。後衛担当側が被撃墜で敗北する事を回避するために受け身覚醒を狙う場合は無罪であることが多い。注意。

このゲームは「覚醒した瞬間」が強い仕様なので、覚醒は当然「時間」よりも「回数」を重視する。にもかかわらず、自分が思いっきり暴れられる前衛にも担当しているのに、まったく覚醒を使わず、満タンになってようやく使ったと思えば無駄遣い。「覚醒」こそ中心となるこのゲームでこれでは絶対に勝てない。特に半分溜まるごとに1回使う事を推奨されるE覚醒やL覚醒の場合、全覚抜けをすると重罪レベルで終身刑になる。いやちょっと盛った。しかし相方にゲームを捨てられてもおかしくない行為なので、十分に気を付けよう。

初心者がこの難病を患う原因はいくつかある。「上述の覚醒落ちが怖いから」「覚醒ゲージを見ていないから」「覚醒は最後の切り札だと思っているから」のどれかである事が多い。このうちどれかに心当たりがあるなら今すぐゲーセンに100円入れるのをやめて病院にいこう

 

助かりました

上3つがちょっとお説教っぽくなっちゃったので最後にお茶を濁そう。

「助かりました」は前作「EXVSMBON」にあった謎文化。戦闘終了時の定型文通信として使用できるものの一つなのだが、よりにもよってこのメッセージを「敗北時」に送り付けることを指す。ちょっと意味が分からないと思う。チェインバーあたりに翻訳させないと分からない単語だが、要は「お前のおかげで無事敗北することができたよ!死ね!」って感じの皮肉。格闘機が使ってくる比率がやたら多かった。しかもめっちゃ連打してきてた。「ガンダム勢のマナーの悪さ」を象徴する煽りにして悪習の一つ。

よほど問題になったのか、今作では戦闘終了メッセージが1度しか送れなくなったうえ、使える定型文から「助かりました」が消えた。やったぜ!

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↑戦闘終了後に送れる定型文の一覧。「助かりました」がなくなっている

 

これでオンライン対戦にようやく平和が訪れたのだった――。

……はずだったのだが、負けた時たった1回の通信チャンスで「いい連携でした」を送ってきた奴がいた。どこまで性根が腐ってるんだ

 

 

 

 

 

 

いかがだったでしょうか。語録っていうかただ変な言葉を紹介しただけでしたが、楽しんで頂けたなら幸いです。やはり語録は知ってナンボですからね。ネタが寒かったらごめんね。

書いてる僕も結構楽しかったので、気が向いたら他の語録も紹介したいと思います。