スマッシュブラザーズSPで第二のお猿さんになる【スマブラSP所感】
あいらびふです。
エクバばかりではストレスになると思い、switchごとスマブラSPを買いました。本腰入れてスマブラやるのはDX以来です。友人の家に引きこもってスマブラやってた時は熱かった。4人とも殺意がすごい。楽しかったなあ(クソザコ懐古厨)
スマブラSPを軽く触った感想を、対戦要素以外の部分から触れて行こうと思います。
対戦要素を省く理由は、単純にまだオンラインにそんなに触れてないことと、環境は一度の修正でガラリと変わってしまうため。というかどうせ対戦要素を喋り出すとあいつが強いこいつが弱いって話に終始しちゃうからね。
※あくまでも感想に終始する部分であり、公平さを徹底したレビューとは一味異なります。その点をご留意の上お読みください。
いいところ
BGMがいっぱいある
BGMがゲーム購入理由の半分くらいになっている僕にとって、これは外せない。「キャラがリストラされずに全員参戦」という触れ込みが最初に目につくスマブラSPですが、BGMも多くが前作から続投しているのは素晴らしい。サントラとして買う価値まである。
特に、
・The valedictory elegy(バテンカイトス2)
・Shooting Star(流星のロックマン)
を続投させてくれているのは嬉しすぎてツイッターで大はしゃぎした記憶があります。しかもこれらを「オレ曲セレクト*1」で好きに流せるというのだから大興奮。
スマブラFor→SPになるにあたって、ステージと同シリーズ内の曲なら時代関係なく流せるようになりました(64のハイラル城でブレスオブワイルドのBGMを流せる等)。聞き覚えの無い曲や対戦に向かない曲は再生しないように設定できるので、熱い曲だけ流せる。良いシステムだ。この機能を見た時、にわかに期待が高まったのですが……
ダメなところ
オンライン対戦ではステージ選択のホストにならないと「オレ曲セレクト」が採用されない
これだけでスマブラSPの評価を5000兆点くらい落としたいレベルのクソ。
いいところが何も生きてこねえ。
どういうことかというと、オンライン対戦では「優先ルール」というものがあって、プレイヤーが個人の好みにルールを設定できるのです。これはマッチした時に抽選で選ばれるようで、例えば4人対戦なら1/4の確率で自分が設定したルールが選ばれるのです。ステージの性質(ステージギミックなど)も同様。
で、ここからが本題なのですが、どうも「オレ曲セレクト」もこの「優先ルール」の中に含まれているようで、さっきの4人対戦の例でいくと1/4の確率でしか自分の「オレ曲セレクト」が採用されないのです。つまり3/4の確率で設定した覚えのないBGMが流れ続ける。
自分好みのBGMを聴きながら思いっきり世界中のライバルと戦おう!!と思っていた僕。数回対戦してこの事実に気づいた時は愕然としました。どうでもいいように聞こえるかもしれない?いや、でもショックだったんだよ。例えるなら、RPGでボス戦が始まった時に宿屋に泊まった時のBGMが流れるレベルのミスマッチ感。ドチャクソ盛り下がる。ステージそのものの設定は有利不利が出るから抽選でいいにしても、BGMくらいそれぞれ設定したものを100%使わせてくれマジで
アドベンチャーモード「灯火の星」が微妙
これはまあ仕方ない部分もあるんですが……。
スマブラに追加されるアドベンチャーモードは毎回賛否両論であることが多いんですが、今回は特にその色が強かったです。僕もどちらかといえば否定的な意見。
とにもかくにも、戦闘が単調になりがち。
アドベンチャーモードについてざっくり説明すると、フィールドに点在するスピリットと呼ばれるシンボルに触れ、戦って倒しながら先に進むというコンテンツ。スピリットは倒すと強化パーツとして獲得でき、それを装備してさらに進むというコンセプトなのですが、このスピリットシステムがまず雑。
スピリットは「敵の武器攻撃に対する防御力アップ」とか「スピードアップする代わりに吹っ飛びやすさも上がってしまう」とかそういう感じなのですが、シンボルとの対戦時にたまに「ステージが燃えているので火炎対策をして挑もう」みたいなことを言われるわけです。で、これに対抗する為には「火炎地形を無効化」するスピリットを付ける。これだけ。工夫もへったくれも無い。しかもこの手の面倒なギミックは大抵CPUは無効。小学生じゃなくても卑怯という言葉が頭をよぎる。後は大抵ゴリ押しでどうにかなるし、ゴリ押しでもどうにもならないステージは、敵の火力が超強化された上数で押してくる。簡単なステージはとにかくぬるく、難しいステージはただ理不尽なゲーム。僕は最初オンラインに挑む前のウォームアップとして楽しもうとしましたが無理でした。
このスピリットという物自体は、各作品にいるキャラ*2を無理矢理気味に再現するなど光る部分もあっただけにめちゃくちゃ惜しい。ゲッソーとの戦いをインクリングで代用してゴリ押し再現してきた時はちょっと面白かった。
スピリットを図鑑機能で鑑賞する時も、絵がドーンと出てくるだけで(DXのフィギュアにあったような)解説は1文字も付いていないのも勿体ない所。
おわり
結構ボロクソ書きましたが、対戦ゲームとして見れば普通に面白いと思います。もちろんキャラ間の強弱はありますが、使い込みと状況判断でちゃんと埋まる程度の差で、70人前後のキャラがいることを考えればかなりの良調整なんじゃないでしょうか。40機くらいしかいないのに全国大会本戦にいたのは7機だけだった初代ガンガンとはえらい違いだ
僕が上記に挙げた部分はスマブラを「キャラゲー」と見た場合、かなり残念な部分が見えてしまっている、といった感じです。したがって、「対戦はあまりしないけど、任天堂のゲームは大好きだから買おう」と考えている方がもしいらっしゃいましたら、一度動画等を見てから判断を下すのがオススメです。